平成を振り返って、一番お気に入りの映画を思い出して感傷に浸った件

いきなり、長いタイトルで失礼しました。平成の始まりに家庭を持ち、平成の終わりに子育てを卒業できそうな?sakaです。

平成の時代がもうすぐ終わりに近づいている今、個人的に平成を振り返ってみるといろいろなことがありました。

昭和64年1月7日(土)、 新元号「平成」の発表のニュースを当時の彼女の部屋のテレビで見ていました。付き合い始めて○年目に入ったこの年、真剣に結婚について話している時期でした。

そして、この年の6月結婚し、新婚旅行1日目のホテルのテレビから最初に流れてきた画像がこれ

1989年6月4日の中国民主化デモ「天安門事件」

テレビが伝えるドイツ語?の解説はもちろん理解できませんでしたが、映像から中国で大変なことが起こっていることは何となくわかりました。おかげで今もって結婚記念日を忘れることはありません。

そして、この年、私が今まで見た中で一番好きな映画「ニューシネマパラダイス」が日本公開されました。この映画には「劇場版」と「完全版」があります。

この映画を初めて見たのは公開数年後、「劇場版」のビデオでした。
「劇場版」の最後は、映画監督として成功した主人公サルヴァトーレ(子供時代のトト)が子供時代にお世話になった映画技師アルフレードが亡くなった知らせを受け、久し振りに子供時代の遊び場だったアルフレードの映写室を訪れたところ、当時上映禁止されていたキスシーンだけを切り取った 数々の映画の フィルムを発見し、それを見ながら自分の人生を支えてくれたアルフレードに感謝し、涙する という終わりです。このシーンにはエンリコモリコーネ作曲の名曲「ニューシネマパラダイス 愛のテーマ」がバックで流れいて、今思い出しても泣けてきます。

そして、数年後。「完全版」を見ました。
こちらは、「劇場版」の最後に続いて、サルヴァトーレが若いころに、ある事情で別れさせられた初恋の人エレナと再会し、別れの真相が明かされるという物語が追加されています。ここでは感傷的な「While Thinking About Her」の曲が流れ、またまた号泣しました。

昔の恋人エレナとの再会のシーン

主人公とアルフレードの過去の関係に焦点を当てた「劇場版」とは異なり、「完全版」は、熟年期を迎えた主人公とエレナの人生の変遷に焦点を当てた、せつない大人のラブロマンスとなって終わります。

3Dや特殊効果全盛の今の映画と違って、生身の人間の演技とオーケストラの奏でる音楽が、その時代の香りまで伝えてくるような心に残る名画だと思っています。
平成の初めと比べると、通信技術をはじめ、圧倒的に技術が進歩し、便利になったデジタル世代の現在ですが、人の優しさや思いやりの気持ちはいつまでも変わってはいけない。変わらないでいてほしいと、この映画は教えてくれます。