saka

樹液

熱くて、うっとおしいこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日の川南町「DEEPWOODS」の完成見学会の敷地の森では今年初のセミの鳴き声を聞きました。
きっと、カブトムシやクワガタもこの森の木の樹液に誘われてたくさん集まってくることでしょう。

さて、この虫さんたちが大好きな樹液ですが、人間界でも身近な存在ですよね。

私が大好きなメープルシロップ😋

これは、「サロウカエデ」の樹液を煮詰めて作ったもの。

「ウルシ」の樹液で作った塗料は漆器の塗料として。

「ゴムノキ」の樹液は、天然ゴムの原料など。

そして、野球のピッチャーや体操選手が滑り止めとして使う「ロージンバッグ」には、
松の樹液「松ヤニ」の乾燥粉末が入っています。

さて、この各種の樹液。
もともとは、その樹木が精製した天然の治療薬のような役割をもっており、
木の表皮が剥がれたり、傷ついたりしたところに、樹液が沁み出してきて
傷をふさぎ、細菌やカビ等から身を守る効能があるそうです。

それを人間の知恵でうまく人間の生活に役立たせているわけで、実にありがたい存在です。

「が、しかし。」です。
この樹液。わがウッドデザインにとっては必ずしもありがたいだけのものではありません。

皆様ご承知のとおり、ウッドデザインの玄関ドアは無垢材を使用しています。

樹種は「米松」など。
松ですので、当然「松ヤニ」が含まれています。
寒い時期は、板の内部で固化していてじっとしてくれていますが、
熱い時期になると、ドロドロベトベトした液体状になり、表面に沁み出してくる場合があります。

ちょっと見、「害虫の卵」とか「カビ」のように見えるのですが、
これが、沁み出して来た「樹液」が固化したものなのです。

このツブツブを放置しても、性能低下をきたすようなことはありません。

が、やはり見た目が良くないので、気になる場合はこれ。

天然オレンジオイルを主成分とした環境にもやさしい「ディゾルビット」
キッチンの油汚れ、マジック、シールの糊残りの除去などにも重宝します。

わが社の社長があらゆる商品を使ってきた中での一押し商品。
これをウェスなどにシューして、やさしく拭き拭きするだけです。

このような現象も、天然素材を活かした家づくりならではの「発見」としておおらかな
気持ちで慈しんでお住まいいただけたらと思います。

 

 

 

 

じいちゃん家の思い出

お年寄りが加害者となる交通事故が連日報道され、高齢の母を持つ私としても「ひとごと」とは思えないでいるsakaです。

先日、その一人暮らしの母の様子を見に行ったところ、古いアルバムを引っ張り出してきて、何やら一人で思い出に耽っているようでした。

私も隣に座り、一緒にアルバムをめくっていたのですが、その中に、祖父が、4才くらいの玉のようにかわいい幼い頃の私😅を抱っこして、満面の笑顔で写っているモノクロ写真がありました。
撮影場所は、「じいちゃん家」の玄関前でした。

ここから、「じいちゃん家」の思い出話になりまして…
(祖父は、先の大戦で兵隊に行き、南方から復員後、米野菜を作り、一ツ瀬川で漁をし、ある時期は出稼ぎ労働者をして母たちを育て上げた人でした。)

古い記憶をたどって再現してみたそんな「じいちゃん家」の間取りがこれです。

今思えば、昭和初期に建てられたであろう古い家。
30坪程度の瓦屋根の平屋。基礎は束石の上に載せただけ?で、開放された床下には、漁具やら何やら置いてあったような…当然、現代のような断熱性能もエアコンも無い家だったのに、不思議と、すごく暑かった、すごく寒かったという記憶がありません。

今の基準で言えば、4LDK。
4人家族用の標準的な部屋割り。30坪という面積はちょっと窮屈かな?と思う人もいるかもしれません。

玄関は広い土間になっており、投げ網の手入れをする作業場兼お客様を迎えるところでした。
奥に入ると、土間の台所と板敷きの食堂、その奥の8畳間がテレビとコタツがある居間、さらにその奥が祖父母の寝室。
玄関土間から直接上がれる8畳の2間続きは、あるときはご近所さんとの宴会の間、普段は母兄妹の部屋になっていたようです。
トイレとお風呂は屋外の離れ。夜は1人でトイレに行けなかった。五右衛門風呂をじいちゃんと沸かすのが楽しかった。

この家で、祖父は、祖母と一緒に子供(男2人、女4人の6人兄弟)を育て上げたのです。
8人がこの家で生活していたことになります。まさに’小さく暮らす’の元祖?ですね。

私が物心ついた頃には、休日にはそれぞれの配偶者と孫達も加わって、
8畳の居間と食堂の板の間に20名近くの大人と子供が集合し、
NHKのど自慢や紅白歌合戦を見たりしていました。
とにかく、賑やかで笑いが絶えない家でした。
私は「じいちゃん家」に連れて行ってもらうのが楽しみで、母に催促して困らせたこともあったようです。

現代の家づくりの方が、家事導線や住宅設備の利便性、快適性など、
いろんな面で「じいちゃん家」よりも優れているのは当然ですが、
幼いころに楽しく過ごした、あの「小っちゃな、じいちゃん家」の
家族親族同士の窮屈感も心地よかったよなあ。
もう一度あの雰囲気を味わってみたいなあと懐かしく思うのでした。

 

 

次世代住宅ポイント制度

令和元年10月1日に予定されている消費税率の引上げ後(8%から10%)の住宅取得にメリットが出る支援策 の一つとして 「次世代住宅ポイント制度」 が創設されました。

新築住宅については、その住宅の性能に応じて最大35万ポイント(1ポイント=1円)が住宅取得者に交付されます。

以前にも「省エネ住宅エコポイント」という制度があり、ポイントの使い方として、商品券への交換や即時交換(追加的に実施する工事費への充当)ができましたが、今回の「次世代住宅ポイント制度」では「次世代住宅ポイント事務局」が別途指定する商品への交換のみとなるようです。

現在、交換対象商品の募集手続きが行われており、商品の募集項目としては、

■省エネ・環境配慮に優れた商品
 パソコン、テレビ、レコーダー、エアコン、照明器具、寝具etc

■防災関連商品
 食料品(非常食・保存食) 、 防災・避難用品etc

■健康関連商品
  アウトドア用品、自転車、スポーツ用具、健康器具etc

■家事負担軽減関連商品
  キッチン家電、掃除・洗濯家電、スマートスピーカー
 キッチン・バス・トイレ・洗濯・掃除用品 etc

■地域の振興に資する商品
 地場産品(例:肉、魚、野菜、果物、缶詰、酒、ジュース、陶磁器、    木製家具、織物など)

とされており、6月3日に 「次世代住宅ポイント事務局」ホームページで指定商品が公表される予定です。

せっかくのポイントですから、有効に使えるといいですね。私なら、ちょっとおしゃれな木製家具とか欲しいですね。

と、あらぬ妄想に耽ってしまったsakaでした。

現場チェック

ウッドデザインでは、社員が定期的に施工中の現場を訪問して「現場チェック」を行っています。

現場チェックは、その名のとおり現場の様子を確認してチェックすることになるのですが、主に、
①近隣住民の皆様にご迷惑をお掛けしていないか?ゴミなどが飛散していないか?
②現場敷地に釘やネジなど落としていないか?
③材料の保管は適切か?
……などなどをチェックするのが目的なのですが、これらは日ごろの作業の中で常に大工さん職人さん現場担当者が常に気を配っていることなので、実際には現場の清掃作業に終始することがほとんどです。

作業中に付いた、 柱や梁の手垢、えんぴつ目印の痕、外壁の汚れなどを全社員が等しく汗をかいてきれいにしていきます。

この作業によって、新しくできる「家」と心が通い、自然と愛着が湧いてきます。

お施主様ご家族が、この「すまい」で楽しく幸せに暮らされる姿を想像しながら、お掃除していると何となく誇らしい気持ちになっていきます。
そして自分たちの心もきれいになっていく気がします。

とは言え、頭の片隅には「現場チェック後のランチは何にしようか?」という意識があるのも事実ですが、これはここだけの秘密にしてくださいね

平成を振り返って、一番お気に入りの映画を思い出して感傷に浸った件

いきなり、長いタイトルで失礼しました。平成の始まりに家庭を持ち、平成の終わりに子育てを卒業できそうな?sakaです。

平成の時代がもうすぐ終わりに近づいている今、個人的に平成を振り返ってみるといろいろなことがありました。

昭和64年1月7日(土)、 新元号「平成」の発表のニュースを当時の彼女の部屋のテレビで見ていました。付き合い始めて○年目に入ったこの年、真剣に結婚について話している時期でした。

そして、この年の6月結婚し、新婚旅行1日目のホテルのテレビから最初に流れてきた画像がこれ

1989年6月4日の中国民主化デモ「天安門事件」

テレビが伝えるドイツ語?の解説はもちろん理解できませんでしたが、映像から中国で大変なことが起こっていることは何となくわかりました。おかげで今もって結婚記念日を忘れることはありません。

そして、この年、私が今まで見た中で一番好きな映画「ニューシネマパラダイス」が日本公開されました。この映画には「劇場版」と「完全版」があります。

この映画を初めて見たのは公開数年後、「劇場版」のビデオでした。
「劇場版」の最後は、映画監督として成功した主人公サルヴァトーレ(子供時代のトト)が子供時代にお世話になった映画技師アルフレードが亡くなった知らせを受け、久し振りに子供時代の遊び場だったアルフレードの映写室を訪れたところ、当時上映禁止されていたキスシーンだけを切り取った 数々の映画の フィルムを発見し、それを見ながら自分の人生を支えてくれたアルフレードに感謝し、涙する という終わりです。このシーンにはエンリコモリコーネ作曲の名曲「ニューシネマパラダイス 愛のテーマ」がバックで流れいて、今思い出しても泣けてきます。

そして、数年後。「完全版」を見ました。
こちらは、「劇場版」の最後に続いて、サルヴァトーレが若いころに、ある事情で別れさせられた初恋の人エレナと再会し、別れの真相が明かされるという物語が追加されています。ここでは感傷的な「While Thinking About Her」の曲が流れ、またまた号泣しました。

昔の恋人エレナとの再会のシーン

主人公とアルフレードの過去の関係に焦点を当てた「劇場版」とは異なり、「完全版」は、熟年期を迎えた主人公とエレナの人生の変遷に焦点を当てた、せつない大人のラブロマンスとなって終わります。

3Dや特殊効果全盛の今の映画と違って、生身の人間の演技とオーケストラの奏でる音楽が、その時代の香りまで伝えてくるような心に残る名画だと思っています。
平成の初めと比べると、通信技術をはじめ、圧倒的に技術が進歩し、便利になったデジタル世代の現在ですが、人の優しさや思いやりの気持ちはいつまでも変わってはいけない。変わらないでいてほしいと、この映画は教えてくれます。