寝ていて人を起こすことなかれ

都城市の「ふたごのおうち」の現場近くの交差点に、この言葉、「寝ていて人を起こすことなかれ」と書かれた記念碑が建立されています。

 

 

 

 

 

 

 

車でその前を通り過ぎるたびに、「いったいどういう意味なんだろう?」と考えていました。

単純な発想しかできない凡人の私がまず思いついたこと。

「寝ていて人を起こす → 大きな鼾をかいて、まわりで寝ている人を起こすような迷惑をかけるな。ってこと?」などと考えはしたものの、わざわざ碑文になっている言葉にそんな軽い意味があるわけがないと調べてみたところ、この地域の農業発展に貢献した偉人の残したありがたいお言葉でした。

写真の銅像は石川理紀之助という明治時代の農業指導者で、秋田県からこの地域に招かれ、無給で農業技術や生活規律などを指導して下さった方だそうです。

碑文の意味は「自分は布団の中でぬくぬくとしながら、他人に働け働けと言っても、それでは人は動かない。まず、自分が率先して動いて見せよ。」ということだそうです。さすがに偉人のお言葉は意味が深いですね。子供に勉強させたいなら、まず、親が勉強なり読書なりして、お手本を示してあげなければならないってことですね(反省)。

このお方の指導と地元の農民の努力のおかげで、この谷頭地区は当時の国内でも模範的な農業地域に発展していったのだそうです。これに対する感謝の気持ちと、いつまでもこの教えを子孫に引き継いでいくために地元の人がこの記念碑を建立されたのだそうですが、偶然これを目にした私も、何かありがたい気持ちになったのでした。

by saka